睡眠時無呼吸症候群なら睡眠呼吸障害クリニック

財団法人 神経研究所付属 睡眠呼吸障害クリニック TEL:03-3556-9181

シーパップ (CPAP:Continuous Positive Airway Pressure 経鼻式持続陽圧呼吸法)

中等度ないしは重度の睡眠時無呼吸症候群には、CPAPが最も有効な治療法です。就寝中に鼻マスクを通じて空気圧をかけ、気道の閉塞部を押し拡げることによって、無呼吸・低呼吸をなくす方法です。CPAPによって夜は熟睡でき、昼間の眠気もなくなるのが普通です。
CPAP療法を始めるには、まず装置をつけた状態で終夜睡眠ポリグラフ検査をしながら、どのくらいの空気圧を加えたら無呼吸・低呼吸がなくなるかを調べます。その有効圧に設定したCPAP装置をお貸し、自宅で継続使用していただきます。気道の閉塞状態を感知し空気圧を自動調節できる最新式のCPAP装置を使用しています。
当クリニックはCPAP療法が充実し、この治療を受けている患者さんが非常に多いのも特徴です。鼻閉のためCPAPが困難な場合は点鼻薬などを使用することもあります。 無呼吸・低呼吸指数が20回/時以上の場合は、健康保険でCPAP在宅療法を続けることができますが、月一回の通院が必要条件となります。遠路あるいは転勤・転居のため当クリニックへの通院が困難となった場合は、CPAP療法を継続できる通院に便利な他の医療施設へご紹介します。

口腔内装具(マウスピース)

比較的軽症でマウスピースが有効と診断した場合は、連携している専門歯科医師へ紹介してマウスピースを作ってもらいます。就寝時にマウスピースをつけると、下顎が前へ出て気道が広くなり、無呼吸・低呼吸が少なくなります。CPAPより効果は劣りますが、装着が簡単で携帯が便利です。健康保険も適用できます。

耳鼻科手術

「のど」の拡張手術や扁桃腺・鼻閉の手術が必要かどうかは、当クリニックの耳鼻科医師が判断し、必要な場合は適切な医療機関へご紹介します。

体重減量

肥満は睡眠時無呼吸症候群の原因となることが多く、体重減量も有効です。

生活指導

終夜睡眠ポリグラフ検査で「仰向け」より「横向き」で寝るほうが無呼吸や「いびき」が軽減することが明らかな場合は、「横向き」で寝やすいような枕などの寝具をお勧めします。飲酒は「いびき」や無呼吸を悪くするので、節酒に心がけることも必要です。

毎日の睡眠状態を睡眠表に記録してもらい、診断と治療に役立てます。症状と経過から過眠症と考えられる場合は、睡眠潜時反復検査を実施して診断を確定します。ナルコレプシーなどの慢性過眠症と診断がつけば、薬を使って眠気を抑える治療と睡眠衛生を含む生活指導をおこないます。 昼間の眠気の原因が過眠症ではなく、睡眠不足や不規則な生活によると診断した場合は、睡眠衛生を含む生活指導が中心となります。昼間の眠気の原因が夜間の睡眠障害によると思われる場合は、終夜睡眠ポリグラフ検査や携帯型ポリグラフ装置による検査が必要となります。

終夜睡眠ポリグラフ検査の結果、周期性四肢運動障害があり、不眠や昼間の眠気の原因となっていると診断した場合は、薬物療法と生活指導を行います。むずむず脚症候群の場合は薬物療法が有効です。むずむず脚症候群に有効な薬は、周期性四肢運動障害の薬と共通です。むずむず脚症候群の原因が鉄欠乏性貧血による場合は、その治療も必要です。

レム睡眠では鮮明な夢を見ていることが多く、脳の眠りは浅いのに全身の筋肉の緊張がなくなっている状態です。正常なレム睡眠では、夢を見ても筋肉の緊張がないので、夢に左右されて実際に行動することはありません。しかしレム睡眠行動障害では筋肉の緊張が高まる異常なレム睡眠があるため、夢の内容が行動となって現れてしまうのです。
診断を確定するには終夜睡眠ポリグラフ検査が必要です。この検査で、筋肉の緊張が高まるレム睡眠があることを確認するか、実際に異常行動を記録できれば診断が確定します。治療には有効な薬物があり、生活指導も必要です。睡眠中に起こる異常行動には夢遊症や夜驚症もありますが、これらはレム睡眠ではなく深い睡眠(徐波睡眠)中に起こるので区別でき、有効な治療法があります。

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